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【第6話】

「新学期始まり、中間テストそしてすぐに期末テスト」

試験までの準備考えてみましょう


新学年が始まって、なかなか授業が進まない、特に1年生は自クリと時間をかけて、中学校生活に慣らせていくという意味で、超スローで導入をします。
だから、1学期の中間テストの範囲は非常に狭く、中学校1年生の平均点は軒並み、70点、科目によっては80点という高い平均点に、驚きます。でも、それは期末テストでその安心感は吹っ飛んでしまいます。進度はぐっとあがり、どんどん進んでいきますから、あれよあれよという間に、期末テスト。しかも、9教科ですから、勉強時間の配分もちがいます。中間テストと同じ点数が取れれば、すごいと思いますよ。
学校では試験発表が3週間前、とか2週間前発表とかいって、試験範囲を渡されます。事前に勉強の計画を立てていこうと生徒にモチベーションを与えようとしているんですね。でも、3週間前と言われても、ピンとこない、結局いつもと同じ最終範囲が出される1週間前からが、エンジンがかかるって調子ですね。もし、その計画通り進められたら、かなり成果が出ると思います。
そのモチベーションをうまく保ち、準備をさせていくのが塾の役割です。中学校によって試験日程は異なりますから、塾では別々の指導を行うことになります。でも、いいことは一番早い学校の日程に合わせて進めますから自然と、早い対策が出来てきます。

塾では、試験範囲に合わせて試験対策のプリントも準備して、そのプリントを丸付けしてやりっぱなしではもったいないとおもうのです。あっていたところよりも、違っていたところに注目です。プリントは山折りにして、もう一度やってもらうことにしています。できるまで、やって本人がしっかり自信をもって進めることで、テスト本番でしっかりと思い出し、解けるのです。
「この問題前、やったんだけど…覚えていない」じゃぁ、間違えた意味がないのです。
間違えたところ、それは大切なメッセージなんですから、しっかりと分かるまでやってほしいのです。
何回かやって、自信をもつこと、教科を好きになることこれが最終目標です。そこまでやれば、結果はついてきますから。

私は塾ではそんな気持ちで、子どもたちに関わっていっています。少々「めんどうなことをやらせる」と思われても、それは、仕方ないのです。それが仕事ですから。最後に、「先生、上がったよ!」って言う笑顔が私自身へのご褒美なのです。


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