このページの更新は不定期にやっていますので、お気軽に読み流して下さい。

【第7話】

志望校の決定、どう考えますか?


入試の時期が近づいて来ると、生徒は落ち着かなくなるものです。学校の進路指導と自分が行きたい学校とのギャップ。ちょっと本音で言えば、学校の先生の仕事はクラスの全員をもれなく、高校に合格させることです。これには異存はありません。私もそれが責任だと思います。

しかし生徒や親の立場でいうと、それでも可能性があるのなら、私立を合格した上で、チャレンジしてみたい。たとえ、結果が思うように行かなくても、しっかり受け止める覚悟があれば、個人的には応援してあげたいと思うのです。
実際、公立高校の最終倍率をみても、上位校は倍率が低く、中位?下位の高校の倍率がかなり高止まりしているのがここ数年の傾向です。志望校のランクを落として受験する、それでも数十人から80名ほどの不合格者が出てしまっている中位校もあります。そして、志望校を変更して合格した生徒の中には、やっぱり夢が描けない、合わないなどの理由で退学する生徒も少なくありません。

最近ニュースで「自己責任」というワードがよく目にします。
私は、それを否定はしません。過激なことを言えば、進路指導の結果を学校が責任をとってくれるわけではありませんから。だから、次の手を打ち、覚悟を決めてチャレンジする生徒なんとかしてあげたいと思うのです。そう覚悟を決めた生徒は、目の色が変わります。真剣さが変わります。
ひとつランクを落としたから、だいじょうぶと決め込み、安心してしまう生徒との差は歴然です。
こんなことを、話してあげると、落ち着くようです。まず、目の前の私立に全力を傾け、合格を勝ち取ることが先決。だから本気になります。ここで書いたことは、全てのケースでの話ではありませんが、個々の現状の力、内申などを考慮して対応していきます。

ご不安な方には親身に相談に乗りたいと思います。少しでもお役に立てればと思います。





※バックナンバーを読むことができます